妊娠中、我慢しなければいけないことがたくさんあって、ストレスが溜まりますよね。
でも、
と、色んな行動に自分で制限をかけすぎていませんか?
確かに、妊娠中に控えなければいけないことはあります。
ただ、先生に相談する前から「あれもダメ」「これもダメ」と決めつけて我慢しすぎると、ストレスが溜まってマタニティーブルーになってしまうかもしれません。
そこで今回は、妊娠初期に我慢をしすぎて「マタニティーブルー」になった私の実体験をお伝えします。
目次
私のマタニティーブルー体験談と、元気になったキッカケ
1、「良い妊婦、良い母親になるぞ!」と頑張りすぎた妊娠初期
前提として、私は元々「HSP」という特性を持っています。
HSPとは、Highly Sensitive Personの頭文字を取ったもので、「繊細で敏感すぎる人」という意味です。
そのため、私は他の人よりも物事を心配しすぎたり、「もっと頑張らなければ!」と自分を責めすぎてしまう傾向がありました。
妊娠が分かった当初も、その過度な心配、自分を責めすぎる性格が災いし、
私の行動が原因で流産したり、子どもに障害が起きたらどうしよう…
良い母親になるために、ちゃんと頑張らなきゃ!
なんてことを四六時中考えていました。
もちろん、それ位ならどなたでも思うかもしれませんが、私の場合
- 「風疹にかかったら…」と心配し、外出ができなくなる
- 添加物・香料等が気になり、市販の食品が買えなくなる
など、日常生活に大きな影響を及ぼしていたのです。
とはいえ、すぐにつわりが始まってしまったので、まともにご飯は作れず…。
結局、冷凍食品やレトルト食品等に頼るしかなかったのですが、それらを口にする度に
これで何かあったら私のせいだ…
ご飯を作るべきなのに、私は本当にダメな母親だ…
と思いながら、毎日食事をしていました。
2、自分を責めすぎて、次第にマタニティーブルー気味に
自分を取り巻く全ての環境を心配し、「頑張らなきゃ!」と思い続ける生活を送っていると、次第に私の精神面にも変化が訪れました。
妊娠が分かった当初、あんなに夫婦で喜んだはずなのに、
妊娠なんてしなきゃよかったのかな…。私なんて、絶対良い母親になれないし…
とネガティブなことをずっと言い続けるようになったり、突然泣き出すこともありました。
また、私はお寿司が大好きなのですが、ネット記事に「生物はなるべく控えよう」と書いてあったので、妊娠が分かった当初からお寿司は一切食べていませんでした。
とはいえ、元々好きな食べ物なので、食べちゃいけないと思っていても「食べたいなぁ」と思うことはあります。
でもこの頃には、「お寿司いいなぁ」と思うと同時に、
妊娠中なんだから、お寿司は我慢しなきゃ…
そもそも、妊娠中なのに「お寿司を食べたい」と思ってしまうこと自体が母親失格だ…
とまで思うようになり、お寿司以外のことでも毎日自分を「母親失格だ」と責め続けていました。
この頃には、
- 突然、理由もなく泣きだす
- ずっとネガティブなことを口にする
- 何に対しても「楽しい」と感じられない
- 眠れなくなる
- 無気力で、一日中横になる
など、マタニティーブルーの症状がいくつもあらわれるようになっていました。
3、思い切って、主治医に「寿司食べたい」と相談してみた
自分を責め続け、「毎日がつまらなくて地獄だ…」と夫に嘆いたところ、夫に
と言われ、思い切って先生に「お寿司は食べてはいけないんですか?」と聞いてみました。
すると、
とのこと。
とか言われるかな…なんて思っていたので、夫婦でビックリ。
そもそも私が分娩予定のクリニックは、基本的に
- ママの楽しい・悲しいは、赤ちゃんにも伝わる
- 赤ちゃんのためにも、楽しい毎日を送ろう
- 妊娠中こそ、アクティブに行動して!運動必須!
- 35週までなら旅行OK(海外旅行は自己責任でね)
という方針らしく、思っていた程妊娠中の制限はありませんでした。
ただ私の場合、ワクチンを打っても風疹の抗体が低かったので、外出に制限はありましたが…(;´・ω・)
先生からの「お寿司OK」をもらった帰り、早速お寿司屋さんへ足を運んだ私たち。
- 新鮮な魚介を扱うお寿司屋さんを選ぶ
- マグロ等、メチル水銀を含む魚は最低限にする(2貫だけにしました)
- なるべく蒸しエビ等の加熱されたネタにする
- こまめにガリを食べる(殺菌効果があるとのこと)
など、色々と注意しながら食べましたが、久しぶりに食べるお寿司は本当に格別で、生きてて良かった…!とさえ思いました。(笑)
そして、”お寿司パワー”を貰ったのかは分かりませんが、不思議とこのお寿司を食べた翌日から、めちゃくちゃ元気になったのです!
それまでは、
と、ほとんど一日中横になっていたのに…。
もしかしたら私の場合、「どうせあれもこれも我慢だし…」と諦めていたことで、体力というより気力がなくなっていたのかもしれません。
「私は妊婦なんだから仕方ない…」と全て諦めていたので、ウソみたいに元気になれて本当に嬉しかったです…( ;∀;)
お寿司OK、旅行OKに関しては、あくまで私が通っている産科の方針・考えによるものです。
妊娠中でもできることは、妊婦さんの体質・体調や、通っている産科の方針によって異なります。
「これはOKかな?」と思った時は、必ず主治医に確認をしてから行うようにしましょう。
我慢をしすぎると、自分も辛いし赤ちゃんも辛い
お寿司の一件があったことで、私は
妊娠中だからといって、我慢しすぎるのは良くないんだ!赤ちゃんのためにも、まずは私が楽しい毎日を過ごそう!
と気づくことができました。
これを読んでくれているということは、あなたも
と、頑張りすぎてしまう方なのではないでしょうか。
確かに、「子どものために我慢する」というのは、とても素晴らしいと思います。私もそう思って、「我慢するほど良い母親になれる」とまで思っていました。
でも、果たしてお腹の赤ちゃんは、私達に「辛くても我慢すること」を求めているのでしょうか?
仮に、私がお腹の赤ちゃんの立場だったとして、もし自分の母親が、妊娠中に毎日地獄のような日々を送っていたとしたら、
とは思えません。むしろ、
と、自分を責めてしまうとおもいます。
私は医者ではないので、妊娠中の母親のストレスや気持ちが、赤ちゃんに伝わるかは正直分かりません。
でもやっぱり、自分のせいでお母さんが辛い日々を送っていると知ったら、赤ちゃんも傷つくし辛いと思います。
「赤ちゃんのために頑張りたい」と思うなら、今日からは
「赤ちゃんが喜んでくれるように、毎日楽しく過ごそう♪」
という考え方に変えてみませんか?
ネットの情報だけで自己判断せず、まずは主治医に相談しよう!
妊娠中、「これってオッケーなんだっけ?」と疑問に思った時、ネットで
- 妊娠中 お寿司
- 妊娠中 運動
- 妊娠中 旅行
などと検索した方も多いはず。
ただ、
「妊娠中でも、お寿司は食べて大丈夫ですよ!」
「妊娠中でも、どんどん旅行に行っちゃいましょう!」
と書いてあるページはなかったのではないでしょうか?
その理由は、万が一その情報を鵜呑みにした妊婦さんが食中毒を起こしたり、旅行先でトラブルを起こした場合、記事の発信元が責任を取れないからです。
と、訴えられたりしたら大変…。
実際、免疫の強さは人それぞれなので、お寿司を食べても大丈夫な人もいれば、お寿司を食べない方がいい人もいますからね(;´・ω・)
だからこそ、
「妊娠中なら、なるべく生ものは控えた方がいいでしょう」
というように、「絶対ダメ」とは言えないけど、すすめることもできない…という曖昧な表現になってしまうのです。
私自身、この記事では「妊娠中はお寿司を食べていいんだよ!」とは言えません。
あくまで、「先生に相談したら、お寿司OKと言われた。だから私はお寿司を食べた」という事実だけしか伝えられないのです。
でも実際、産婦人科の先生の中には、私の主治医のように
と言ってくれる先生もいます。
私自身、ネットの情報を見て
と思っていましたが、主治医に確認したら「全然おっけー!」という拍子抜けの回答をされました。
もちろん、妊娠中だとできないこともあります。
でも、本当はできるかもしれないのに、
と、先生へ相談もせずに諦めてしまっていませんか?
「どうせダメだ…」と決めつける前に、まずは先生に相談してみましょう!
もしかしたらその我慢は、”しなくてもいい我慢”かもしれませんよ✨
我慢の10ヶ月ではなく、人生で1番楽しい10ヶ月にしよう!
妊娠が分かった時…とても嬉しかったですよね。
私も、妊娠検査薬が陽性になった瞬間は今でも鮮明に覚えています。
でも、つわりも辛くて、いろんな制限もあって…。
妊娠して幸せだったはずが、いつの間にか「辛」に変わっていた方も多いはず。
ただ、先ほども言ったように、体質・体調は人それぞれなので、妊娠中の制限の程度も人によって異なります。
「全部ダメだ」と決めつける前に、まずは主治医に確認してみましょう!
もしかしたら、我慢だらけだと思っていた10ヶ月が、人生で一番楽しい10ヶ月になるかもしれませんよ✨
マタニティー期間を楽しんで、一緒に元気な赤ちゃんを産みましょうね(*´ω`*)
参考になったら嬉しいです、最後まで読んでいただきありがとうございました♪