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バターとマーガリンの違い。「マーガリンは体に悪い」「トランス脂肪酸が含まれているから危険」って本当?

「マーガリンの方が安いけど、バターの方が体に良いんだっけ…」

と、バターやマーガリン、どっちを買おうか迷った経験はありませんか?

 

スーパーに行くと、バターやマーガリンが沢山並んでいて、どれを買えばいいのか分からなくなりますよね。

味や見た目は、ほとんど一緒のはずなのに…💦

 

 

そこで今回は、バターとマーガリンの違いについてお伝えします。

 

「なるべく体にいい方を使いたい」

と思っている方は特に、参考にしていただけると嬉しいです(*´ω`*)

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バターとマーガリンの違うところ

1、原材料が違う

バターとマーガリンは、原材料から全く異なります。

 

まず、バターの原材料は「牛乳」です。

 

そもそも牛から搾ったミルクには、脂肪の粒が浮遊しています。

それら脂肪の粒を集め、固体にしたものが「バター」です。

 

 

厚生労働省の「乳等省令」では、バターを

生乳、牛乳又は特別牛乳から得られた脂肪粒を練圧したもの

(引用元:「乳及び乳製品の成分規格等に関する省令(乳等省令)」)

と定義しています。

 

つまり、”牛乳の中の脂肪を固めたもの”がバターです(*´ω`*)

 

 

それに対し「マーガリン」は、植物性油脂(又は動物性油脂)に、水素を添加し、固体にしたもの。

植物性油脂は、コーン油、大豆油、べに花油などの油を使用していることが多いです。

 

植物性油脂だけでは固体にならないので、水素を加えることでバターに似た形にすることができます💡

 

 

なので、バターの原材料は牛乳、マーガリンの原材料は植物性油脂…と、原材料が全く違うのです。

 

 

また、マーガリンと似たもので「ファストスプレッド」と呼ばれるものがあります。

 

 

そもそもマーガリンは、

油脂含有率(食用油脂の製品に占める重量の割合をいう。)が80%以上のもの

(引用元:「マーガリン類の日本農林規格」)

と、農林水産省のJAS規格で定義づけられています。

 

つまり、油脂が80%以上含まれていないと「マーガリン」と呼ぶことができません。

 

 

それに対し、油脂含有率が80%未満のものは「ファストスプレッド」と呼ばれています。

マーガリンよりも油脂が少ない「ファストスプレッド」は、軽くてアッサリした味が特徴です。

 

 

ちなみに、雪印の「ネオソフト」などもファストスプレッドの一種です(*´ω`*)

2、価格が違う

バターやマーガリン、ファストスプレッドは、価格に大きく差があります。

 

それぞれ100gあたりの相場は、

  • バター…200円前後
  • マーガリン…100円前後
  • ファストスプレッド…50円前後

と、バターがダントツで高いです。

 

特に「ネオソフト」などのファストスプレッドは、安いと一箱(300g入り)150円以下で買えることも。

 

 

「バターの値段は、ファストスプレッドの4倍」

と聞くと、バターがいかに高いかが分かりますね(;´・ω・)

3、使いやすさが違う

バター、マーガリン、ファストスプレッドを比較すると、圧倒的に使いやすいのはファストスプレッドです。

 

ファストスプレッドは、バターやマーガリンに加えて油脂の含有率が低く、水分を多く含んでいるのが特徴。

 

 

そのため、ファストスプレッドは冷蔵庫に入れても固くなりにくく、トーストにもサッと塗りやすいんです✨

 

それに対し、バターやマーガリンは油脂含有率が高いので、冷蔵庫に入れるとカチコチに固まってしまいます。

 

「トーストにバターを塗ろうと思ったら、バターが固くてパンが潰れた…」

という経験をした方も多いのではないでしょうか(;´・ω・)?

「マーガリンは体に良くない・悪い」って本当なの?

最近ニュースでもよく取り上げられていますが、

「マーガリンはトランス脂肪酸を含んでいる。だから食べると危険」

なんて話を聞いたことがありませんか?

 

 

その話を聞くと、

「バターより安いから、その分身体に良くないモノを使っているんだ…」

なんて思ってしまいますよね💦

 

 

 

確かに、マーガリンやファストスプレッドにはトランス脂肪酸が含まれています。

植物性油脂に水素を添加する過程で、トランス脂肪酸が生成されてしまうことが原因です。

 

 

トランス脂肪酸を摂取しすぎると、

  • 悪玉コレステロール(LDLコレステロール)の増加
  • 善玉コレステロール(HDLコレステロール)の減少
  • 心臓病のリスクの増加

など、様々な悪影響を及ぼします。

 

そのため、マーガリンやファストスプレッドを食べすぎることは、身体に良くないことなんです(;´・ω・)

バターにも、トランス脂肪酸は含まれている

ここまで読むと、

「じゃあ、マーガリンよりもバターの方が体にいいんだ!」

と感じる方も多いと思いますが、実は、バターにもトランス脂肪酸は含まれているんです。

 

 

マーガリンやファストスプレッドが、水素添加による”人工トランス脂肪酸”なのに対し、バターのトランス脂肪酸は天然のもの。

牛乳や、その他の乳製品にも微量のトランス脂肪酸が含まれています。

 

 

同じトランス脂肪酸とはいえ、なんとなく人工より天然の方が体に良さそうな気がしますが、農林水産省の見解は

油脂の加工でできるトランス脂肪酸と天然にあるトランス脂肪酸では、健康に及ぼす影響に違いがあるのかどうか、また、たくさんの種類があるトランス脂肪酸の中で、どのトランス脂肪酸が健康に悪影響を及ぼすのかについては、十分な証拠がありません。

(引用元:「すぐにわかるトランス脂肪酸 農林水産省」)

とのこと。

 

 

つまり、一概に

「マーガリンのトランス脂肪酸は体に悪い」

「バターのトランス脂肪酸は大丈夫」

とは言えない、全くわからないということです…( ;∀;)

 

 

ただ、一つだけ分かっているのは、

「トランス脂肪酸を摂りすぎると、体に悪影響がある」

ということ。

 

 

そもそも、バターもマーガリンも脂肪のかたまり。

脂肪をたくさん摂りすぎたら、体に良くないのは当たり前ですよね💦

 

 

 

なので、

「マーガリンは体に良くない。バターは体にいい。」

ではなく、バターもマーガリンも、食べすぎは体に良くないのです(;´・ω・)

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日頃から、悪玉コレステロール(LDL)を増加させない工夫が必要

食生活が欧米化になったことで、私たちは日頃から「トランス脂肪酸を摂りすぎている」と言われています。

 

パンやケーキ、ドーナツなどの洋菓子には、トランス脂肪酸が含まれています。

牛肉や牛乳、乳製品の中にも天然のトランス脂肪酸が含まれています。

 

無意識のうちに、私たちはトランス脂肪酸を摂取しているのです(;´・ω・)

トランス脂肪酸を摂りすぎると、悪玉コレステロールを増加させる原因になります。

 

 

だからこそ、普段から意識して「悪玉コレステロールを増加させない工夫」をすることが必要です。

 

 

例えば、サンスターの「緑でサラナ」は、毎日ジュースを飲む感覚で、手軽にコレステロール対策をすることができます。

 

緑でサラナ」は、

  •  ブロッコリー
  • キャベツ
  • りんご

などの野菜や果物が入った特定保健用食品。

 

ブロッコリーやキャベツに含まれる「SMCS」というアミノ酸にコレステロール低下作用があるので、ジュースを飲むだけで対策ができるのです💡

(画像出典:「緑でサラナ 公式サイト」)

 

1日2缶飲むだけでいいので、誰でも簡単に続けられるコレステロール対策です✨

 

 

菓子パンにケーキ、クッキーなど、知らない間にトランス脂肪酸を摂取している世の中です。

パンや洋菓子が好きな方は特に、今のうちからコレステロール対策をしていきましょう(;´・ω・)

 

 

参考になったら嬉しいです、最後まで読んでいただきありがとうございました✨

「緑でサラナ」の公式サイトを見てみる

 

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